2006-01-01から1年間の記事一覧

キタノ・ブルー〜映画監督北野武の作品たち〜

ソナチネ ★★★★★ 北野が巨匠(master)と呼ばれるようになったきっかけの作品、それがこの『ソナチネ』である。まず、見終わったあとに多くの人が指摘するような「恐怖」は感じなかった。ただひたすらに、強烈な死生観(view of life and death)を全面に押し…

<警官発砲事件>すでに16件、昨年の1年分に並ぶ

今年に入って地域警察官が事件現場で発砲した事件は、10日に起きた横浜市の事件を含め計16件に上り、既に昨年1年間に起きた16件に並んだ。警察庁によると、発砲が相次ぐ背景には、容疑者が抵抗する公務執行妨害事件の増加があると分析。同事件の認知…

more and more majority

つまるところ、生まれた地域や国が全体から見て大多数であればあるほど、人生が楽になり、楽しみに費やすことができよう。大多数の方針に従うのが民主主義の定義なのだから。然るに、戦前、欧米列強を相手にしてマイノリティを経験した日本も、いまやマジョ…

死んでいった兵士たちのことを考えると

日本テレビでやっていたドキュメンタリー。結核になった大東亜戦争当時の青年が、戦争に行かずに、そのかわり出征兵士の肖像画をひたすら描き続けたという。思わず涙が出てしまった。今、志を持たねば、彼らに対してとても申し訳が立たない。必ず死ぬ特攻隊…

バカ日新聞が中国の報道制限を批判

中国 報道の自由を広げよ 中国で新聞に対する当局の厳しい処分が相次いでいる。 主要紙の一つ、中国青年報の付属週刊紙「氷点週刊」が発刊停止になった。問題にされたのは、中国の歴史教育を批判した大学教授の論文だった。 論文は、中学校の歴史教科書にあ…

アンパンマンの本音日記

おもしろいものを見つけたので紹介。 アンパンマンの本音日記。 【7:12】バタコの笑い声で起床。まだ眠い。顔を洗う。顔が濡れて力が出ない。歯はみがかない。俺には歯がない。 【7:22】朝食のかわりに顔にアンコをつめる。頭が重い。イヤになる。 「パトロ…

少数言語の存在意義

久々に日本語で書く日記である。デンマークという国について調べていたら、人口が500万人程度しかいないことが分かった。そして、公用語はデンマーク語。それでもなお、その国の言語は存在意義があるのである。伝統や文化は合理主義では割り切れない部分があ…