1日に94人が自ら命を絶つ日本と保健所

smallworldjp2005-05-20

2003年のデータでは、日本の年間自殺者数は34,427人(警視庁発表)に達している。日本を含むいくつかの国では自殺は主要な死因のひとつである。(日本人の死因の第六位で、とりわけ二十代、 三十代では死因のトップ)ヨーロッパでは、ハンガリーで自殺者が多い。

アメリカの年間自殺者数を大きく上回る日本。失業や、倒産だけが理由ではないようにも思える。38分に一人が自殺する国のどこが平和なのか。平和憲法の背景に、もっとも平和とはかけ離れた現実がある。宗教的な視点では、カソリックプロテスタント、およびイスラームでは、自殺は禁止されている。切腹・心中・特攻・自爆・殉死・即身仏など自殺を美化する要因が歴史的背景にあったことも、また事実だ。神社神道はともかくとして、仏教の教えによれば、自殺者は天上界(浄土といい、極楽浄土も浄土のひとつ)に行くことができない。つまり、地獄に堕ちるとの教えがある。宗教色の薄い日本だからこそ、先進国でトップの自殺率を誇っていると考えてよさそうだ。

今回殺処分となる犬達。この後、子犬が1匹追加された。合計4匹。全匹とも、首輪をしている。手前の犬が飼い主が持ち込んだ犬。もう2匹は、徘徊していた所を捕獲された犬。ガス室に入れられて行く時は狂ったように鳴いていたが、ドアが閉められると、ピタッと鳴き止んだ。自らの死を感じたのだろうか?最後に知った思いが“諦め”だとすれば、あまりにも無慈悲だ。

それと同時に、ペットとして飼われる犬や猫も保健所で大量に殺されている。犬や猫の殺処分は、病気よりも交通事故よりも、老衰よりも何よりも多い。113秒に一匹の犬が殺されている。処分はガスによるものだ。決して安楽死ではない。作業は実にシステマティックに、淡々と進められる。死亡が確認されるとそのまま、ベルトコンベアーで焼却炉へ。ペットとして生まれてきた彼らにとって、あまりにも虚しい運命だ。あくまでも保健所という、閉鎖的な場で行われることであり、罪悪感を感じることなく終わってしまうだろう。最期の一秒まで看取ってあげられるくらいの覚悟がないならば、ペットを飼ってはならないのだと考えも理解に容易い。
自殺 - Wikipedia
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