朝日新聞は日本の新聞ではなかった!?

smallworldjp2005-03-12

朝日新聞は十一日付社説「草の根交流を損なうな」で、「条例を作りたいという島根県側の事情も分からぬではない」としながら、「竹島を韓国の人々は独島と呼ぶ」「竹島は『日本による侵略の最初の犠牲地』であり、戦後の民族自立の象徴となっている」などと韓国側の主張を詳しく説明し、対立を「ことさらあおり立てて、どれだけの得になるのか」としている。

どこの国の新聞か分からない主張だ。朝日はさらに「日韓関係はここ数年、飛躍的に深まった」「竹島でそれを損なってはいけない」とし、「韓国の自治体との間で草の根の友好を広げていくことがいかに大事か」を島根県議会に考えてもらいたいと書く。

朝日が言いたいのは、日韓友好のために竹島領有権の主張を控えよという趣旨のようだ。友好は大事だが、国家主権にかかわる領有権は、それよりはるかに大事な問題である。草の根交流のために、国の主権が損なわれるようなことがあってはならない。(産経3月12日付朝刊)

何をいまさら、と思われる方もいるかもしれない。もはや確信犯であるから、何を言っても変わりはしない。要は日韓関係がいい感じなので、それを維持するために相手を怒らせるなということか。朝日が本当によく分からないのは、最後まで竹島が日本のものではないということは絶対に書かないくせに、奥歯にものが挟まったような論調でやんわりとそれを否定するところだ。「損なってはいけない」とか「草の根運動を広げましょう」とか提唱はするが、具体案を何一つ述べない。一線を越えてしまうのを恐れて、「竹島は韓国のものだ。」とは書きたくても絶対書けないのだ。もし、そんなことを書けば問題になって、ただでさえ凋落の激しい朝日の購読数に多大な影響を与えるだろう。それにしても、今となっては筋金入りの超リベラリストを気取る朝日新聞も、第二次大戦以前は目も当てられぬほどの極右新聞だったことはあまり知られていない。国民の戦意昂揚のための、大本営べったりの捏造プロパガンダ記事を書きまくっていた。日の丸国歌を語る前に、旧海軍旗を4分の1にカットした社旗をまず変えろ。この新聞はいつの時代も、国民をミスリードする体質は何も変わっていない。