「新株」差し止め仮処分、ライブドアの申請認める

smallworldjp2005-03-11

インターネット関連会社ライブドアが、ニッポン放送株を新たに取得できる権利(新株予約権)をフジテレビジョンに与えることの差し止めを求めた仮処分申請について、東京地裁は11日、差し止めを命じる仮処分決定をした。(読売新聞)

マスメディア登場以来、メディアは独裁を続けてきた。新聞、ラジオ、テレビ。間接民主制と言ってもいいかもしれない。表向きには。だが、現実は違う。全ての民意が反映される新聞社など有り得ない。そうすると、編集委員と呼ばれる人々の反独裁状態になってくる。事実は事実として伝えるが、オピニオンとしては民意はほとんど反映されない。むしろ、彼らに都合のいいオピニオンを探して取り上げる。それが常套手段である。ここでは、いつでも同じような趣旨のことを書き続けてきた。もし、堀江氏が勝利を収めることができれば、長年続いた「本当に知りたい、見たいものじゃなくて、見たいものに近いものを、仕方なく見ている。」という時代は終わるだろう。

インターネット上では、ちょっと偏りすぎた情報が溢れているようだ。堀江は産経の正論路線を潰すプロ市民が送り込んだヒットマンだ、という仮定はどうにも常軌を逸している。堀江氏は、オピニオン路線を「異色だ」とは言ったが、「路線変更すべき」などとは一言も言っていない。そもそも、まとめサイトが作成されたり、各社が号外を作るような大事件が発生したときの某巨大掲示板の論調は明らかに統一されている。政府寄りの意見が多すぎるのも、自民党工作員が焚き付けているのではないかと噂されたこともあった。オモテ向きには一般人しか書き込んでいないということになっているが、作為的に世論を作り出す工作員がいる。彼らは場を盛り上げるために雇われ、報酬も得ている。そういう意味では、あそこもすでに言論統制されつつあるということだ。いずれにしても、堀江氏が経営権を握ったところで即座に路線変更なんてことはないと思う。しかしながら、産経の正論路線は続けていくべきだし、正論読者もそれを望んでいることだろう。