また米軍の誤射 ブルガリア兵士が死亡

smallworldjp2005-03-07

ブルガリアのスビナロフ国防相は7日、イラクブルガリア人兵士が米軍の誤射とみられる銃撃で死亡した、と発表した。イラクでは4日にも、武装勢力から解放されたイタリア人記者の乗った車両が米兵から銃撃を受け、1人が死亡する事件が起きたばかりだ。

発表によると、ブルガリア兵らは4日夜、イラク中部ディワニヤにある基地から約50キロ離れた地点を巡回中、イラク人の乗った車両を止めるため、空に向かって威嚇射撃した。この直後に別の方向から銃撃され、複数の銃弾を受けてガルディ・ガルデフ兵士(30)が死亡したという。

防相は「発砲があった同じ方角の、150メートルほど離れたところに米軍部隊がいた。調査結果は、米軍の誤射によるものと信じるに足るものだ」と述べた。

兵士の死亡についてブルガリア国防省は5日、「巡回中、自動小銃迫撃砲で攻撃された」と発表した。AFP通信によると、その後、同国軍のウェブサイト上に匿名で「無線通信地を守ろうとした米兵による誤射で死んだ」などとする書き込みがあったという。国防相の発表は、この「内部告発」を認める形になった。

ブルガリアイラクに約480人の部隊を展開中。今回を含めて、駐屯基地への自爆攻撃などで計8人が死亡している。

米軍はいったい何をやっているんだ。報道されないところでも毎日毎日誤爆して、関係ない人たちを殺しまくっている。いったい何人の味方を殺せば気が済むのか。ファルージャの掃討作戦だって、武装勢力と戦っているというその実は民間人の女性や子供ばかりだ。米軍は誤爆が多すぎる。武力行使を否定しないが、もっと命中率の精度を高めるべきだ。武装勢力に殺されたという日本人ジャーナリストも、アメリカ軍に誤射された可能性が高いといわれている。国益を優先すると言っているくせに、集団的自衛権も発動できないまま、軍隊を無理やり派遣している日本がなめられているとしか思えない。そんなに海外へ兵隊を送りたいなら、まず集団的自衛権を発動できるよう、憲法9条は今すぐ変えてからにするべきだ。

反国家分裂法制定に抗議、100万人署名
前総統の李登輝氏を精神的リーダーとする与党系政党、台湾団結連盟(台連)は28日、中国が台湾独立阻止を狙う「反国家分裂法」制定に抗議する「百万人署名」運動を始めた。この日は国民党軍による台湾民衆の弾圧事件「二・二八事件」(1947年)の記念日にあたり、「大陸政権による併呑(へいどん)から台湾を守る」との主張が前面に掲げられた。

中国が3月5日からの全国人民代表大会(国会)で制定を狙う「反国家分裂法」について、台連が「反併呑法」案を立法院(国会)に提出する動きをみせるなど、台湾本土派は対中警戒を強めている。総統選挙を控えた昨年のこの日には、台湾海峡に向けた中国の弾道ミサイル配置に反対する200万人以上が手をつなぐ運動が行われていた。

もし台湾が独立した場合、中国が武力行使をできる法律が反国家分裂法である。陳水扁をはじめとする、台湾独立への動きを中国共産党は危機感を持って見守っている。台湾の武器はアメリカから大量に買っている。アメリカが台湾を独立させないのは、中国とアメリカの衝突という最悪のシナリオを避けるためだといわれる。日本もその理屈で同調しない。

李登輝学校の教え (小学館文庫)

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