「ハート・ロッカー」見ました

映画「ハート・ロッカー」おすすめします。2004年バグダッド、ビクトリー・ベースで即席起爆装置IED(Improvised Explosive Device)の解除を行う部隊。毎日、自分の同僚が死んでいく。それも些細なミスとか、勇気を試したいというチャレンジをしてしまったが故に。最後のシーンは特に印象的。爆弾を巻き付けられたイラク人の男が、「私には家族がいる、死にたくない」と叫ぶ。サンボーン軍曹は、あれは自殺だ。殺してしまえという。だが、ジェームズ二等軍曹は、あえて助けに行くのである。タイマがセットされており、残り時間は2分しかない。鍵を1つレンチで切ったところで、タイムオーバーだ。ジェームズは「もう時間がない。すまない」と言って持ち場を離れた。その数秒後に数十個の爆弾が爆発。その後も、無邪気に凧上げをするイラクの少年のシーンがなんとも印象的である。全部見終わって、冒頭に出る台詞の意味が理解できる。「連続する戦闘は良薬だ。やがては中毒症状に至る。しかるに戦争は麻薬だ。」(訳:筆者)The rush of battle is a potent and often lethal addiction, for war is a drug.