日露戦争、奇跡の勝利から100年

東映の戦争映画から学ぶことは、映画「ローレライ」には全く無い要素ばかりだ。海軍軍令部が敗戦間際にアメリカに寝返ったり、ローレライシステムの少女と海兵が甲板でデートするシーンなどがあるが、いくらフィクションでも大東亜戦争を理解していないと言わざるを得ないであろう。もっとも、ローレライは戦記作品ではないので比較の対象にはならないが。日露戦争が舞台で旅順攻囲戦において、二百三高地を乃木大将率いる第七師団等が戦った「二百三高地」という映画である。GDPでも兵力においても大きく差をつけられていた。良くて引き分け、勝算はほとんど無いと言われていた戦争だ。