ガス抜き作業でしか政権を維持できない哀れな中国共産党

smallworldjp2005-04-12

中国上海市の日本総領事館は11日、日本人留学生が9日夜に飲食店で中国人に殴打された事件について、被害にあったのは2人でなく、3人だったと発表した。それによると、被害者はいずれも20代の留学生で、他の外国人留学生らとともに9日夜、同市の華東師範大付近の飲食店に入った直後、中国人客から「日本人か、韓国人か」と聞かれ、1人が「日本人だ」と答えたところ、ビールジョッキなどで頭部を殴打された。さらに止めに入った日本人留学生2人も、もみ合った際に打撲を負ったという。同総領事館では、北京市広東省などでの反日デモも踏まえ、上海市の在留日本人約3万5000人に対し、注意を呼び掛ける文書を出すという。

ビール瓶で頭を殴れるなんて、今どきプロレスでも滅多にお目にかかれない。町村外務大臣小泉首相ももっとしっかりしていただきたい。現段階では死者こそ出ないものの、一人でも死者が出た瞬間、一気に状況は緊迫するであろう。最悪の事態は避けなければならないが、主張すべき点はきちんとしなくてはならない。

満州事件を髣髴とさせる暴動だ。普通の国だったらいつ戦争が始まってもおかしくない状況なのに、日本人は「まさか戦争なんて起こるはずがない」くらいにしか考えていない。日本領有権だけならいざ知らず、台湾問題でこれ以上状況が緊迫すれば連合軍と中国の戦争は避けられないだろう。いつまでも過度に戦争を恐れていては、何も始まらない。

本当の癌細胞は中国国民ではなく、胡錦濤を始めとする中国共産党であることから目を逸らしてはならない。インターネットの時代に政府への意見を言えない社会は通用しない。反日デモというガス抜き作業でしか、延命措置ができないでいる中国共産党の余命もそう長くはない。