いよいよ中国共産党が不安定になってきた証拠

smallworldjp2005-04-10

中国で反日抗議デモが拡大する中、上海市では9日夜、日本人留学生2人が殴られ、軽傷を負っていたことが10日、上海の日本総領事館などの調べで分かった。一連の騒動での邦人の負傷者は初めて。現地の公安当局は傷害事件とみて捜査を進めている模様だ。
同領事館などによると、日本人4人を含む現地の留学生ら十数人が9日夜、上海市内の飲食店に入店。その直後、店内にいた見知らぬ中国人客に数人が呼び止められ、「お前は中国人か、韓国人か」と問われた。1人が「日本人だ」と答えると、その中国人客が持っていたビールのジョッキや灰皿などで、いきなり殴りかかり、日本人2人が頭にけがをした。2人は病院で手当てを受け帰宅した。
地元公安当局は被害申告を受け、関係者から事情を聴いているという。同総領事館もさらに詳しい事実関係を確認中だ。

坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」とは正にこのことで、ただ日本人というだけで殴られたり、蹴られたりしているらしい。あくまでも反日教育とは、国民に溜まった反政府感情のガス抜き効果を狙っているに過ぎない。共に打倒・中国共産党を誓ってくれた中国深圳の友人も、そのことは理解してくれているはずだ。反日感情=中国人と勝手に結びつけるのは、あまりに軽率だ。一部の暴徒化した国民をメディアが取り上げたに過ぎない。彼らもまた、自由が欲しくないなんて嘘だ。自由な経済と自由な政府を国民は渇望している。中国人は目を逸らすな、再び自由を求めて政府と戦え。

尖閣諸島領有権運動や日本製品不買運動の活動家があおった反日デモが、なぜ暴徒化したのか。大学地区の中関村での反日集会では学生主体の若者たち約2000人だった。ところがデモ行進が始まると、地方から出稼ぎに来ている男女の労働者が加わり約1万人に人数が増えた。群衆はデモ指揮者の指示を無視して、日本大使館に向かい投石した。

天安門事件胡耀邦元総書記を追悼するデモから始まり、みるみる人が増え、最後は共産党一党独裁に反対する大規模な民主化運動になったのと、一脈通じる。(毎日新聞10日朝刊より)

しかし、現実は厳しい。一度火がついた反日感情は飛び火し、中国全土はおろか韓国やその他地域にも拡大する可能性もある。それを如何にして食い止めるか。竹島尖閣諸島問題で韓国と中国とはもめている。さらには沖ノ鳥島をターゲットにもしたいようだ。日本人は温厚だから、限界まで我慢する。だが、どこかで「キレる」可能性があるということを中国人や韓国人は心得ておくべきだ。半世紀前の帝国戦争とは違う。何のための日米安保なのか。日本の後ろ盾には超大国がついている。確かな判断力と、確かな軍事兵器兵力を培ってきた。人員こそ及ばないものの、イージス艦を備え、兵器能力では韓国のそれを越える。反国家分裂法などが制定され、いよいよ台湾情勢も険しくなってきた。台湾や日本領土におけるせめぎ合いで最悪の衝突を避けるためにも、反日中国人たちはもう一度考え直すべきだ。