日朝首脳会談は小泉首相が身代金を支払って解決

日朝首脳会談が行われた。小泉首相は怯むことなく、拉致被害者の帰国を迫ってくれると思ったのだが、やはり「北」の策略により、してやられてしまったようだ。よくよく考え直してみてほしい。日本が拉致された側である。にもかかわらず、人道支援という名の経済援助なしに拉致被害者を帰還させる事が出来なかった。

本当に厄介なのは、北朝鮮の肩を持つ「売国奴」たちである。日本という法治国家の恩恵を享受しながら、よくも日本批判と北朝鮮の支持が出来たものだ。中には日本からの援助を「クソのようなもの」と言い切る在日朝鮮人もいるほどだ。

小泉は横田夫妻の娘ほか、行方不明とされている未帰還者たちについては再調査を依頼するにとどまり、深くは言及しなかった。いずれにしても、拉致被害者の子供まで帰国すべきかどうかは、本人の意思によるものが最優先されるべきではある。そして、五名の帰国が実現した。

蓮池夫妻の２人の子、そして地村保志さんの子ら３人が帰国したのは、それを望んだからである。彼らが望まぬなら、帰ってこなくてもいいはずだ。事実、曽我さんの夫のジェンスキン氏は帰国に至っていない。彼はアメリカから北朝鮮に亡命した。日本に帰国したら、アメリカに訴追されるのが目に見えているのだろう。

有本さんら他の家族の拉致問題は一向に解決していない。小泉のしたことは、誘拐犯に身代金を払って人質を解放したことによく似ている。なぜ、誘拐犯に金を払う必要があるのか。まったく解せない。無駄を省く事とは、どういうことか。